「21世紀の浄土真宗を考える会」ブログ(アーカイブ)

親鸞会除名後、多くの方に浄土真宗を伝え2012年7月にご往生された近藤智史氏のブログ

「なぜ救われないのか」について考える(草案の草案の草案)

2009/03/24(火)
問:なぜ救われないのでしょうか?
答:阿弥陀仏の本願=平生業成の教えを聞いていないからです。
問:どういうことですか?
答:平生業成とは平生に業事成弁するということです。
   平生=一念=今ですから、一念で信心決定する・今救われる
   ということです。
   (業事とは往生の業事ということ)
   その平生業成の教えを聞いていないからです。
問:私は平生業成の教えを聞いていますが…
答:信心決定をたとえ1秒でも未来へ延ばしていれば、平生業成とは
   なりません。
   信心決定を「目的」として未来に想定している教えは親鸞聖人の教え
   ではないのです。
   未来に目的を置く以上「今」=「一念」に焦点を当てたときに、
   矛盾をきたしますから、 一念の抜けた教えとなり、平生業成でき
   ません。それは浄土真宗ではないということになります。