「21世紀の浄土真宗を考える会」ブログ(アーカイブ)

親鸞会除名後、多くの方に浄土真宗を伝え2012年7月にご往生された近藤智史氏のブログ

本当にあったやばい話

2009/09/02(水)

未分類

親鸞会が毎月発行している機関誌に「顕真」というものがあります。
顕真 平成21年8月号

顕真平成21年8月号に次のような文章がありました。

●世間の冷たさ
 除名処分を受けて月日も
浅いのに「退職票の発行」を
嘆願して来たと言う。
 目的は失業保険か失業手当か。
恥も外聞もない窮状は
察せられるが、退職などと言える
恥辱はなかろうに。
 真実の温室から放り出されて、
世間の冷たさが堪えたのだろう。
呆れるのは言動ではない。
火の車の速さである。
恐るべし、五逆・法謗の罪。(D)



「(D)」とあるのは、この記事の執筆者を示す記号のようです。
誰が書いた文章か分かりませんが、「日本語」の視点からも「常識」の視点からも「仏法」の観点からもお粗末です。

1.「退職票」に関する記述について
 ここで退職票というのは、離職証明書・離職票などの書類のことでしょうが、退職に伴う書類は、退職理由がいかなる場合であっても、企業は書類を提出しなければならないことになっております。
 「月日も浅いのに」とありますが、浅くなければならないのです。
 遅れたら、失業等給付を受けられません。
 それに離職票は「嘆願」しないともらえないものではありません。
 “・・・来たと言う”とありますが、誰が言ったのでしょうかね。

 これらのことは常識で、インターネットで調べればいくらでも分かることですが、便宜のために、私が検索してヒットしたサイトを参考としてあげておきます。

雇用保険ー情報局より

【会社が離職票を出さない?】
雇用保険に関するトラブルで、会社が離職票を出してくれないため、失業手当(基本手当)の手続きがとれない。
こういった相談も意外と多く寄せられるものです。
何故、こんなことが起こるのかというと・・・・
単に会社の怠慢である場合もあれば、労働者の予告なしの退職に対して嫌がらせの目的で行っている場合などもあります。(退職を認めない場合など)
ただ、どちらの場合にしていも、労働者が退職意思を表明し、会社に意思を伝えたときには退職の効力が発生してきますので、その効力が発生次第、会社はハローワークに対し、労働者の離職の手続きを行わなければなりません。
具体的には、退職日の翌日から起算して10日以内に,資格喪失届に離職証明書を添付してハローワークに提出しなければならないと規定されています。



★All About 用語集より

離職票
離職票とは、会社を退職した際に会社の離職証明書に基づき、公共職業安定所ハローワーク)が交付する書類のことをいう。会社は社員が雇用保険の資格を喪失した日(退職日の翌日)から起算して10日以内に、本人から離職票は不要という意思表示がない限り、ハローワークに書類を届け出なければならない。
離職票には、退職理由・過去半年間の賃金、出社日などが記載され、公共職業安定所が失業給付を支給する際の参考資料になる。つまり、離職票がないと失業給付が支給されない。


Yahoo!知恵袋より

「懲戒免職になると離職票が出ない」のか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211591152
[問]
別の方の質問の回答で「懲戒免職になると離職票が出ない」というのがあったのですがこれは本当ですか!?
離職票は理由に関わらず退職したら企業が出す当然の書類だと思ってたのですが・・・
[答]
>「懲戒免職になると離職票が出ない」
↑該当の質問を確認しました。その回答は誤りですね。
懲戒免職で「退職金の支払を差し止める決まり」は盛り込むことができても、離職票については、「雇用保険のお手当開始の条件が自己都合退職に準じる」だけでお手当自体を差し止めることはできませんから、
懲戒処分を下した勤め先としても、せめて離職票は出しておかないことには、対象者の生命の権利まで奪い取ってしまいかねないことになります。。。



2.「目的は失業保険か失業手当か。恥も外聞もない窮状は察せられるが、退職などと言える恥辱はなかろうに。」の記述について
 何を言いたいのか分かりません。
 日本語の文章になっていません。
 失業等給付金を受けることは「恥」なのでしょうか。

3.「真実の温室」とは?
 大変興味深い言葉です。
 親鸞会親鸞会の講師部が「温室」だったとはじめて知りました。
 20年や30年聞いても信心獲得できないのは「温室」だからと言いたいのかもしれません。

4.「呆れるのは言動ではない。火の車の速さである。」の記述について
 火の車とは「窮状」のことを表していると思いますが、「火の車の速さに“呆れた”」とはどういうことでしょうか。

5.「恐るべし、五逆・法謗の罪。」の記述
 五逆・法謗の罪が恐ろしいことは事実ですが、仏法の言葉を使って「脅迫」してはいけません。
 また、この文脈でいけば、
 ・五逆・法謗の罪を造った者は救われない。
 ・五逆・法謗の罪を造った者は親鸞会にいてはならない。
 のいずれかが言いたいようにも思えます。

【まとめ】
1.D氏には小学校から作文の勉強をされることをおすすめ致します。
2.D氏には労働保険(雇用保険労災保険)の最低限の知識を学ばれることをおすすめ致します。
  分からなければ、社会保険労務士ハローワークの人に尋ねるといいでしょう。
3.D氏はたぶん自称仏法者でしょうから、もっと「慈悲の心」を持たれた方がいいでしょう。
  たとえ仏法者でないとしても、弱者をいたわる人間らしい心を持たれることを願います。
4.D氏がもし説法をする立場の人ならば、不浄説法をしている可能性が高いです。